丸棒・角棒・平鋼の重量・材料費計算
丸棒、角棒、平鋼を選び、寸法と長さを入力してください。
重量計算ツールの使い方
公称寸法から理論質量を求めます。見積り、材料手配、製作準備に利用できますが、製作図やメーカーの単位質量表に代わるものではありません。
- 手配する鋼材に合う断面形状を選びます。
- 公称寸法と長さをミリメートルで入力します。
- 材質を選ぶか、ミルシートに記載された密度を入力します。
- 数量と、必要な場合は1 kg当たりの単価を入力します。為替換算は行いません。
計算方法と断面形状: 丸棒・角棒・平鋼
一定断面の丸棒、角棒、平鋼を計算できます。
断面積、長さ、材質の密度から計算します。 丸棒:A = π × (直径 / 2)²、角棒:A = 一辺²、平鋼:A = 幅 × 板厚。
理論断面積に長さ、数量、密度を掛けて質量を求めます。フィレット、角部半径、溶接ビード、めっき、塗膜、穴、切断ロスは含みません。規格形鋼の正式な手配には、メーカーの単位質量表を使用してください。
どの鋼材も、断面積、体積、1本・1枚当たりの質量、合計質量の順で計算します。重量単価が入力された場合だけ材料費を求めます。各段階を確認できるため、寸法や単位の入力ミスを見つけやすくなります。
機械加工品では、切断代、仕上げ代、チャック把握長さを製品長に加えて手配してください。
材料の代表密度
概算に使う代表値です。鋼種、合金成分、調質状態によって実際の密度はわずかに異なります。
| 材質 | 密度 | 一般的な呼び方 |
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| 炭素鋼 | 7850 kg/m³ | 強度と溶接性に優れた代表的な構造用材料 |
| ステンレス鋼 | 7930 kg/m³ | 腐食環境で使用される耐食性の高い材料 |
| アルミニウム | 2700 kg/m³ | 軽量で耐食性に優れ、比強度が高い材料 |
| 銅 | 8960 kg/m³ | 電気伝導性と熱伝導性に優れた材料 |
| 黄銅 | 8500 kg/m³ | 切削性と耐食性に優れた銅・亜鉛合金 |
| チタン | 4500 kg/m³ | 軽量かつ高強度で、高温環境にも適した材料 |
正式見積りでは、メーカーが示す密度または単位質量を使用してください。
丸棒・角棒・平鋼の1m当たり重量
中実の丸棒では、kg/m = π × d² / 4 × 0.00785です。直径dはmmで入力します。直径10mmなら約0.617 kg/m、12mmなら約0.888 kg/m、20mmなら約2.466 kg/mです。購入する長さと本数を掛けて総質量を求めます。
角棒の断面積はa²、平鋼は幅b × 厚さtです。40 × 5mmの平鋼は約1.57 kg/mになります。丸棒の直径が2倍になると重量は4倍です。異形鉄筋は製品の公称径と単位重量を確認してください。このモデルは表面の節を個別には計算しません。
理論重量の早見表: Ø 20 mm
炭素鋼の密度を7850 kg/m³と仮定した固定の計算例で、すべての鋼種に共通する値ではありません。計算ツールで材料を変更しても、この表は変わりません。ステンレスや他の金属は、ツールで対応する密度を指定してください。断面寸法はmm。表面処理、隅部の丸み、公差は含まない概算で、メーカーの規格重量ではありません。
炭素鋼 (7850 kg/m³), d = 20 mm| 長さ | 質量 |
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| 1 m | 2.466 kg |
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| 2 m | 4.932 kg |
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| 3 m | 7.398 kg |
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| 6 m | 14.797 kg |
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寸法別の重量比較:1 m当たりと6 mの重量
寸法別の重量比較:1 m当たりと6 mの重量: 炭素鋼 (7850 kg/m³)| 断面と外寸 (mm) | 質量 / 1 m | 質量 / 6 m |
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| 丸棒 · Ø 6 | 0.222 kg | 1.332 kg |
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| 丸棒 · Ø 8 | 0.395 kg | 2.368 kg |
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| 丸棒 · Ø 10 | 0.617 kg | 3.699 kg |
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| 丸棒 · Ø 12 | 0.888 kg | 5.327 kg |
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| 丸棒 · Ø 16 | 1.578 kg | 9.47 kg |
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| 丸棒 · Ø 20 | 2.466 kg | 14.797 kg |
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| 丸棒 · Ø 25 | 3.853 kg | 23.12 kg |
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| 丸棒 · Ø 30 | 5.549 kg | 33.293 kg |
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| 角棒 · 20 × 20 | 3.14 kg | 18.84 kg |
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| 平鋼 · 40 × 5 | 1.57 kg | 9.42 kg |
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計算ツールで確認できる例
A = π × d² / 4
314.159 mm² × 0.00785 = 2.466 kg/m
計算方法と比較用の資料
重量は断面積、長さ、選択した代表密度から計算します。上の表は、各表に示した材質と密度を使った固定の計算例です。計算機で材質を変更しても、表の値は変わりません。
NIST - SIの長さの単位 - ミリメートルとメートルの換算(1000 mm = 1 m)を確認できます。体積を計算する前に、寸法の単位をそろえてください。
重量単価から材料費を求める
材料費は注文全体の質量にkg単価を掛けて求めます。トン単価は1000で割ってから入力してください。板1枚の価格を質量で割ると、kg単価の見積もりと比較できます。このツールは現在の鋼材価格や為替レートを取得しません。切断、穴あけ、曲げ、溶接、表面処理、運賃、税は別途確認してください。定尺材や板を丸ごと購入する場合、製品にならない端材も購入費用に含まれます。
見積り・製作準備での使用例: 丸棒・角棒・平鋼
次の例は計算結果の使い方を示します。図面、規格形鋼表、メーカー資料の確認を省略するものではありません。
例1:同一部品の材料見積り
同一部品の数量が多く、材料、切断ロス、加工費を分けて見積もります。
- 図面または切断リストから寸法と数量を確認します。
- 材質、製品規格、代表密度またはメーカー単位質量を確認します。
- 単体質量と合計質量を求め、必要な切断ロスを別に加算します。
- 材料単価は日本円(JPY)で入力し、加工費は別項目にします。
材料条件を追跡できる見積りになり、数量や単価の変更にも対応できます。
例2:輸送計画と受入れ確認
鋼材一式を安全に積載・輸送し、受入れ時に重量を照合します。
- 図面または切断リストから寸法と数量を確認します。
- 材質、製品規格、代表密度またはメーカー単位質量を確認します。
- 単体質量と合計質量を求め、必要な切断ロスを別に加算します。
- 材料単価は日本円(JPY)で入力し、加工費は別項目にします。
合計質量を車両積載量、梱包計画、仕入先の納品書と照合できます。
日本で使われる規格と鋼材記号
日本では製品ごとにJISを確認します。一般構造用圧延鋼材はJIS G 3101、溶接構造用圧延鋼材はJIS G 3106、一般構造用角形鋼管はJIS G 3466などが代表例です。適用規格は用途と発注仕様で決まります。
SS400、SM490A、STKR400などの記号は鋼種や製品区分を示すもので、すべて同じ寸法公差や保証特性を意味しません。ステンレス鋼板・鋼帯ではSUS304やSUS316Lなどが使われます。
海外材のEN・ASTM記号とJIS記号は、名称が似ていても自動的に同等とは限りません。代替材を使う場合は、化学成分、機械的性質、寸法公差、検査証明を個別に照合してください。
寸法許容差と実重量
板厚、幅、真直度、単位質量の許容差は製品規格と寸法規格によって異なります。黒皮、めっき、塗装、形鋼のフィレットも実重量に影響します。構造計算や実重量精算では、納入材の検査証明とメーカー表を優先してください。
材質選定と重量への影響
同じ寸法なら、質量は密度に比例します。ただし最適な材質は、強度、耐食性、溶接性、加工性、入手性、価格を含めて判断します。
炭素鋼
構造物や製缶品で広く使われ、価格と強度のバランスに優れます。腐食環境では塗装、めっきなどの防食仕様を別途検討します。
- 代表密度:7,850 kg/m³
- 鋼種に応じた良好な溶接性
- 比較的低い材料コスト
ステンレス鋼
耐食性、衛生性、外観が重視される用途に使われます。鋼種系統と表面仕上げにより、価格、加工方法、密度が変わります。
- 参考値:7,930 kg/m³
- 多くの環境で良好な耐食性
- 炭素鋼より高い材料価格
アルミニウム
鋼のおよそ3分の1の密度で、軽量構造や可動部に適します。合金、調質、接合方法を用途に合わせて確認します。
- 代表密度:2,700 kg/m³
- 高い比強度
- 合金により加工・溶接性が異なる
銅
鋼より重く、電気・熱伝導性を生かす用途で選ばれます。材料単価が高いため、切断ロスを含む発注量の管理が重要です。
- 参考密度:8,960 kg/m³
- 優れた電気・熱伝導性
- 高い材料価値
黄銅
切削性、耐食性、外観に優れた銅・亜鉛合金です。契約上の性能がある場合は、合金記号と成分を確認します。
- 参考値:8,500 kg/m³
- 良好な切削性
- 機械部品・装飾部品に使用
チタン
質量に対して強度が高く、耐食性にも優れます。素材費と加工費が高いため、要求性能の厳しい用途で使用されます。
- 代表密度:4,500 kg/m³
- 優れた比強度と耐食性
- 高い材料・加工コスト
見積依頼に必要な情報
鋼種、製品規格、仕上げ・熱処理状態、寸法と許容差、表面処理、数量、価格単位を明記します。寸法はメートル法、価格は日本円で入力してください。
結果確定前の確認項目
理論値を実務で使うには、計算条件を明確に残すことが重要です。
- 外形寸法、板厚、長さと入力単位
- 鋼種、合金、使用した密度
- 簡易モデルに含まれないフィレットと規格形状
- 寸法許容差と納入状態
- めっき、塗装、穴、切断ロス、仕上げ代
- 理論重量、実重量、長さ、面積のどの取引条件か
主な用途
信頼できる重量概算は、見積りだけでなく材料手配と製作準備にも役立ちます。材質比較、切断リストの確認、荷役計画、仕入先見積りの妥当性確認に使用できます。
軸や旋削部品
数量と仕様違いを同じ基準で比較し、入力寸法が実際に手配する製品と一致するか確認できます。
手すり、アンカー、製缶品
単体質量と合計質量から、吊り具、梱包、パレット配置、車両積載量を検討できます。
丸棒・角棒・平鋼の切断手配
数量と重量単価から材料費を求め、切断、機械加工、表面処理、運賃を別項目として管理できます。
計算条件を記録する利点
- 概算、発注、受入れの重量差を減らす
- 材質や鋼種を短時間で比較する
- 荷役・輸送重量を事前に確認する
- 材料費と加工費を分ける
- 寸法・板厚・単位の誤りを発見する
- 見積り条件を追跡できる形で残す
実務で確認する資料
概算から正式発注へ進む前に、製品と案件の技術資料を計算結果に関連付けてください。
図面・切断リスト
寸法、数量、部品番号、仕上げ代を確定します。
製品規格
寸法、許容差、納入状態、検査方法を定めます。
メーカー形鋼表
実際の規格断面について単位質量と断面性能を示します。
材料証明書
トレーサビリティが必要な場合に鋼種、ロット、試験値を確認します。
よくある質問
以下では、計算結果の範囲、単位、許容差、見積り・発注に必要な情報を説明します。この計算は公称形状による概算です。認証された重量が必要な場合は、製品規格、メーカー資料、納入ロットの書類を優先してください。
合計質量には入力した数量が反映され、1本・1枚当たりの質量も表示されます。
日本語版はメートル法です。インチ寸法はミリメートルに換算して入力してください。
含まれません。膜厚、面積当たり付着量、または処理業者のデータから別途加算してください。
実際の形鋼にはフィレットや製造公差があり、単純化した断面式とは差が生じます。
いいえ。日本語版の価格と結果はJPY表示で、為替換算は行いません。